こんにちは。ナラシカ(@NaraDeer_)です。
「モバイルディスプレイ」、皆さんご存知ですか?
「デスクトップPCのディスプレイの画面部分だけ」と書けばイメージしやすいかと思います。
数年前から普及してきたモバイルディスプレイは、今となってはタッチパネルは当たり前です。
更に、USBケーブルのみで電源と映像どちらも転送できるようなものも増えてきて、より持ち運びする事が便利になっています。
私は生活スペースの都合でなかなかデスクトップPC、特にディスプレイを置くスペースがありません。
そんな中、このモバイルディスプレイがすべての問題を解決してくれました。
本記事では、生活スペースを減らしたくない方へ、このモバイルディスプレイが如何に魅力的であるかについて書いていきます。
Contents
最近のモバイルディスプレイはケーブル一本のみ!
ここ数年でモバイルディスプレイの利便性は大きく飛躍してきています。
それを支えるのは、ケーブル規格の進化です。USB-TypeCという規格から、従来のUSBよりも色々と進化してきているのです。
特に代表的なものとしては、「USB PD (Power Delivery)」という機能があります。これはUSBで電源供給を相互に行うことができる機能です。
ここでは簡単に、USBでPCからモバイルディスプレイに電源供給できるんだなぁ。と理解していただければ問題ありません。
次に、実は映像情報もUSB-TypeCケーブルでは送信することが可能になっています。
「Alternate Mode」という機能に対応の機器同士であれば、USBでHDMIやDispleyportの信号が送信できるんです。
これは、モバイルディスプレイ自体と使用PC、そしてケーブルが全て規格に対応した物でないといけないという制約があります。
しかし、これらを満たしている環境ではモバイルディスプレイとPCをUSB一本で接続するだけで、通常のモニターとして使用できます。タッチパネルにも対応可能です。
ここで、特にコンセントからの給電が不要であるメリットは想像以上に便利なものです。
生活スペースを減らさずにデスクトップPC環境が作れる
そもそもデスクトップPCって必要なのか?
私は自作PCを作ろうかと考えている時に友人から
「そもそも、デスクトップPC環境って必要なの?ノートPCで十分でしょ。」
と言われたことがあります。
私もハイスペックのノートPCと悩んでいた部分もありましたが、ハッキリ言ってデスクトップPCの快適さは別格です。
特に自作PCだとスペックを自分仕様にできること、コストパフォーマンスが非常に良いこと。そして何よりパソコンの知識が身に付きます。
自作PCの話はこれくらいにして話を戻すと、PCでやりたいことにもよりますが基本的にはノートPCは デスクトップPCの代用にはなりません。
もし、デスクトップを置くスペースがないから、と言う理由でノートPCに妥協しようとしている方がいらっしゃれば、この後の内容を読んでモバイルディスプレイを検討してみてください。
ディスプレイを見えない場所へコンパクトに収納可能!
実際にデスクトップPCの置き場所に困っている場合、その理由のほとんどはモニターの置くスペースだと思います。
PC本体は箱型のものがほとんどですので、部屋の隅などに置いておけば問題ないでしょう。
一方、基本的にはモニターは使用する場所に常設ですよね。使うたびに引っ張り出してきたり収納したりする方は殆どいませんよね。それは動かすことが面倒だからです。
モバイルディスプレイは、いわばタブレットのようなものです。
サイズも大きいもので15.4インチとノートPCくらいの大きさはありますので、大画面志向のこだわりがなければ特別ストレスを感じません。
私は使用しない時にはノートPC用ケースなどに入れてテレビ台の下に収納しています。
スタンドはタブレット固定用のL字スタンドで十分ですので、場所もとりません。
これによって、使用しない時間はデスクトップPC本体以外は収納が可能です。
細かい環境の紹介は次にしていきます。
【実用例】私のモバイルディスプレイを活用したPC環境を紹介
それでは、私が実際にモバイルディスプレイを使用しているPC環境を紹介させていただきます。
前提のイメージとして、私は1LDKに住んでおり1部屋は寝室のみで使用しています。
・ダイニングはテーブルとテレビ鑑賞空間で一杯
寝室は書いてませんが、PCが置ける作業スペースは全くないんですね。
ですので、私は赤枠の部分にPC本体を置いて食卓にモニターを置いて作業するしかない環境でした。
※テレビをモニター代わりにしてみましたが、32型テレビはどうしてもPC作業できるサイズ感ではなかったです。
赤枠部分にPC本体を、食卓にモバイルモニターを設置した環境が下の写真です。
ちなみに私の場合は、PCがAltモード非対応のためHDMIケーブルとUSBケーブルの2本で使用しています。バンドで束ねているのでほとんど1本として使っています。
写真に写っている3本目はヘッドフォンケーブルです。
流石に距離が遠くてPCから距離があるので、2mのUSB-Cケーブルと1.5mの延長ケーブルを使ってなんとか配線しています。汗
HDMIケーブルも5mのものでなんとか届いています。
配線は少しややこしく感じるかもしれませんが、収納時は線を抜いてPCと壁の間に収めるだけですので、ケーブル収納は楽々です。
実際の作業環境が下の写真のようになっています。
モニターの大きさも大画面で何か特別しなければ、YouTubeを見るのもブログを書くのも、困ることはありません。
モバイルディスプレイはテレビ下のスペースに、その他はPC本体上に置いて保管しています。
セッティングは20秒くらいでできますし、収納も同じくらいの時間で出来てしまいます。
このように、大きいモニターを置かずともモバイルディスプレイで手間をかけずにで最小限スペースでデスクトップPCの環境が作れてしまいます。
まとめ:デスクトップPC環境を最小限のスペースで構築したい方へ!
実例でも紹介したように小さい部屋で作業スペースがない方でも、モバイルディスプレイを使うことでデスクトップPCの作業環境を構築することが可能です。
奥さんに部屋のスペースをPCデスクで埋めることを反対されていても、これなら問題なくPC環境を作れてしまいますよ。
もちろん、ノートPCにもノートPCの良さがあります。
今回紹介したものは、スペースは取りたくないけど、動画編集や通貨などのトレード、PCゲームをするようなハイスペックPCをどうしても部屋に置きたい!と考えている方にオススメできます。
同じような悩みを抱えている方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。